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かって海軍軍人が駿州の清水港に上陸したことがあった。
その時50名程打連れて、名代の侠客清水次郎長親分を訪ねた。
ところが、次郎長は一同を見渡して、
「イヤこう見たところで男らしい男は一匹もいねーな」
と傍若無人に言い放った。
あまりの暴言に、度肝を抜かれていると、座中の中から一人の若い士官が現れて、
「おうおう、そう言うなら、一つ手並みを見せてやるから、びっくりするな」
と言いはなち、いきなり鉄拳を固めて、自分の鳩尾(みぞおち)を5、60発程続け様に撲った。
これには次郎長もほとほと感心して、
「なるほど、お前は男らしい」
と云って、それからお互いに胸襟を開いて話をしたという。