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大阪府警南署は３０日までに、大阪・ミナミの韓国ラウンジ「ツバメ」で、
酒に酔った男性客から現金を盗んだなどとして、窃盗の疑いで経営者の張礼先容疑者（５０）
＝大阪市中央区日本橋＝と、「引っ張り屋」と呼ばれる５０代と６０代の
韓国籍の女２人を逮捕した。
南署によると、引っ張り屋は、代金を水増し請求したり現金を盗んだりするため、
酔客に路上で声を掛けて店内に引き込む。昨年１月から今年６月末までに、南署に
同様の３１件の被害届があった。
逮捕容疑は、７月５日未明、大阪市中央区宗右衛門町の店内で酔った男性（５１）から
盗んだキャッシュカードを使い、近くのコンビニの現金自動預払機（ＡＴＭ）で
３４万円を引き出した疑い。
直前に高額な飲食代を請求し、足りない分をＡＴＭで下ろさせる際に暗証番号をのぞき見。
その後さらに酔わせていた。
張容疑者は容疑を認めており、「以前勤めていた韓国ラウンジで手口を覚えた」と話している。
８月中旬、別の４０代の引っ張り屋２人と共謀、７９歳の男性を酔わせてかばんから
約２３０万円を盗んだとして窃盗容疑で逮捕された。
張容疑者らは、酔客を店外に放置し騒ぎになるのを避けるため、タクシーで送るなどしていた。
南署は「酔ってご機嫌で１人で歩いている中高年男性が狙われる。
これから忘年会シーズンなので注意してほしい」と呼び掛けている。
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