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精密機器メーカーのオリンパスが長年にわたる巨額の損失隠しを行っていた問題は、日本の
大手メディアの弱腰な報道姿勢も浮き彫りにした―。2011年11月25日のニコニコ生放送では、
雑誌『FACTA』でオリンパスの不正をスクープしたジャーナリスト山口義正氏や、経済評論家の
山崎元氏、経済ジャーナリストの町田徹氏を招き、「オリンパス損失隠し問題の真相」について
議論した。山口氏は、オリンパスの事件報道に消極的だった日本のメディアについて「取材力が
弱ってしまっている」と苦言を呈した。
事件発覚の発端は、ことし7月に発売された総合情報誌『FACTA』にある。同誌にオリンパスの
不正に関するスクープ記事を山口氏が書き、その記事を読んだ当時のウッドフォード社長が不当なM&A
(企業合併・買収)が行われていた事実を指摘し、損失隠しが発覚した。しかし当時、この問題について
大手メディアは全く報道せず。10月14日にウッドフォード氏が社長兼CEO(最高経営責任者)から
解任され、英ファイナンシャルタイムズ紙など海外で取り上げられてから、海外メディアの引用という形で
ようやく日本の大手メディアも報道するようになった。
日本の大手メディアはなぜ報道しなかったのか。山口氏は、オリンパスの不正をどの媒体で書くか
検討した際、『FACTA』と『現代ビジネス』以前に1、2社に企画を持っていったが、通らなかったそうだ。
また、山口氏は『FACTA』の編集長に「こういう問題はたくさんのメディアで追いかけていかないと、
結局悪いことをした人物を取り逃してしまう恐れがあるから、いろいろなメディアで書くべきだ」と言われ、
記事を書いた後5つの大手週刊誌などに企画を持ち込んだが、すべて無視されたという。大手メディアが
今回の事件報道に弱腰であった原因について山口氏は、
「お上がきちんと動いてオーソライズされていない(認められていない)事件について、メディアは書こうとしない」
>>2以降に続く
ソース:URLリンク(news.nicovideo.jp)