11/11/25 21:56:43.91 0
40歳以上の女性の間に出産ブームが起こっており、産婦人科病棟が危機に陥っていると「デイリー・メール」紙が伝えた。
英王立助産学会「Royal College Midwives(RCM)」の報告書によると、40歳以上の女性の出産数は2001年に1万6,210件だったのが、
昨年は2万7,731件になり、2001年から70%以上も増加しているという。
高齢出産は分娩中に合併症を起こす可能性が高いことから、産婦人科病棟では大きなプレッシャーを抱えていると報告書は警告する。
高齢出産では、高血圧疾患、妊娠中毒症の一種である子癇前症、早産、出産直前の胎児の体調不良など、危険率が増すことが分かっている。
また、母体が自然出産に耐えられなかったり、柔軟でなかったりすることも多く、帝王切開や硬膜外麻酔の必要性が高くなるという。
また、高齢出産率の急増に伴い、助産婦が慢性的に不足した状態となっており、状況はさらに悪化するとされる。
出産数は、2001年の59万4,634人から昨年は72万3,165件と22%増加しているが、
これに対し、助産婦の数は1万8,048人から2万790人と、増加率は15%にとどまっている。
「RCM」では、産婦人科病棟が安全に運営されるために、イングランドでさらに5,000人の助産婦が必要であると計算している。
なお、自宅や助産婦が経営する出産センターでの出産を奨励することで、危機は回避される可能性があるという。
URLリンク(www.japanjournals.com)