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女性のほうが男性よりも放射能に敏感なだけではなく、命の問題にも敏感なのだろうか。
東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦氏が「お母さん革命」と評したように、いま多くの
女性たちが行政を動かしている。
例えば埼玉県三郷市では、一人の母親が始めた活動が県と市を動かした。「放射能から
子ども達を守ろう―みさと」代表の名取知衣子さんは、小学4年生と1歳の子供を育てる2児の母。
「行政は『安全』と繰り返すだけで、安心できるような情報を与えてくれない。そこで、
やむにやまれず会を立ち上げました」と名取さんは語る。
同団体では、山内知也・神戸大学大学院教授の協力を得て、市内各所の土壌中の放射能と
空間線量の計測を行った。そして三郷市の放射線量が高いことについて、議員会館や市役所などで
会見を行い、まず埼玉県を動かした。当初は腰の重かった三郷市も動きだし、小学校の除染へと
つながった。現在、三郷市内の小学校13校の放射能汚染度についての独自マップを作成し、ネットで公開している。
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」も女性が元気だ。国連総会開催中の米国に渡って
福島の現状を直訴した佐藤幸子さんをはじめ、佐藤さんの娘、小林麻耶さんが事務局を務める。
給食に安全な食材を使うように働きかけたり、西日本産の無農薬の野菜を販売するなどの活動を行っている。
母親たちの活動により、市民放射能測定所を開設したというのが「横浜の子どもたちを放射能から守る会」。
メンバーの9割は、子供を持つ母親だという。同会の安田とし子さんはこう語る。「カンパを募り、
100万円以上するベラルーシ製の放射能測定器を2台注文しました。いまは情報が隠されていることが
問題で、私たちはどうしても福島県産・茨城県産などの食べ物を敬遠してしまいがちです。でも、
測ってみたら食べられる食材はもっとあるはずです。また、危険なものも見つかるかもしれません。
食の安全のため、自分たちで確認・監視していきたいと思って、’12年3月に市民放射能測定所を
開設することにしました。私自身、子供がいなければここまでやっていないと思います」
>>2以降に続く
ソース:URLリンク(nikkan-spa.jp)