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★北電やらせ 道課長発言の関与認定 道検証委が報告書
北海道電力泊原子力発電所(泊村)3号機のプルサーマル計画を巡る「やらせ」問題で、
道の関与を調べていた道の「第三者検証委員会」(委員長=小寺正史弁護士)は23日、
高橋はるみ知事に報告書を提出した。2008年に道が実施した計画への意見募集について、
当時の村井悟・道原子力安全対策課長(現・釧路総合振興局長)が同年7月8日、北電社員に対し、
「賛成意見もほしい」と発言、計画推進の立場から意見提出を依頼したとして道の関与を認定した。
ただ、関与は村井局長個人にとどまり、組織的関与は認めなかった。
プルサーマル計画を事前了解した高橋はるみ知事らの判断についても、
「影響を及ぼした事実は認められない」と結論づけた。道は一切の関与を否定してきただけに、
限定的にでも関与が認められたことで、今後道議会などで追及されることは必至だ。
検証委は、高橋知事や道職員、北電社員ら約60人の聞き取り、
道庁のパソコン16台のデータ解析などを行ったほか、新たに、
「賛成意見もほしいところ」と書かれた北電社員のノートを発見。
村井局長による北電への依頼と認め、「行政運営の公正性を損なう」不適切な行為とした。
10月に調査結果を公表した北電の第三者委員会では、北電社員がパソコンで作成したメモから、
村井局長が「地元から反対派の主張を打ち消す意見も欲しい」という趣旨の要請をしたと指摘したが、
検証委は、メモは道と北電の協議の後に記憶に基づいて作られたなどとして、
ノートと重複する部分以外は信ぴょう性がないとした。
報告書では、道と北電の協議の直前となる08年7月3日、村井局長が資源エネルギー庁に行き、
同庁側と「検討の速度が鈍っているものと憂慮」「次回から早める」という内容のやりとりがあったことも指摘。
村井局長の不適切な発言につながった背景だとした。
報告書の提出を受け、高橋知事は「真摯(しんし)に報告の中身を受け止め、
今後正す必要があることがあるとすれば、しっかりと解消していかねばならない」と話した。
讀賣新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)