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国民新党の亀井静香代表が、石原慎太郎東京都知事を党首にした新党構想を
主導していることが24日、わかった。すでに民主、自民、たちあがれ日本に所属する国会議員にも
参加を呼びかけ、大阪市長選に出馬している橋下徹前大阪府知事が率いる「大阪維新の会」や、
大村秀章愛知県知事が率いる「日本一愛知の会」との連携も模索する。
27日の大阪府知事・大阪市長のダブル選の投開票を待ち、年内結党に向け活動を本格化させる。
複数の政界関係者が明らかにした。新党は「保守」と「増税反対」を旗印に掲げ、
亀井氏は結党の見通しが立てば国民新党を解党し、新党に合流する構え。
民主党との連立政権からの離脱も辞さないという。
亀井氏は、石原、大村の両氏と、たちあがれ日本の平沼赳夫代表には新党構想を伝えており、
橋下氏にも市長選で支援表明して秋波を送る。10月24日には都内の日本料理店で、
民主党の小沢一郎元代表、山崎拓元自民党副総裁と3者会談を行い、
新党構想を明かし、小沢グループ若手らを新党に迎えたいとの意向を伝えたという。
また、亀井氏は民主党若手とも会合を重ね、新党入りを打診。自民党の一部にも参加を呼びかけている。
新党結成に際し、亀井氏は、橋下、大村両氏や平沼氏には党幹部就任を要請する考え。
三大都市圏の知名度の高い首長を党の看板に据えることにより「民主もノー、自民もノー」と
既存政党への不信感を強める都市部の保守層への浸透を狙う。次期衆院選では、
東京、大阪、愛知の3都府県を中心に公認候補を擁立し、政界再編の軸となるよう勢力伸長を目指す。
亀井氏は今年初め、石原氏や与野党の有力国会議員で構成する
「救国内閣」構想を打ち出したが、石原氏が都知事を続投することになった上、
3月11日に東日本大震災が発生したため、構想は立ち消えとなった。
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