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ロシアのメドベージェフ大統領は23日放送のテレビ演説で、米国と北大西洋条約機構(NATO)が欧州で進めている
ミサイル防衛(MD)計画への対抗措置を発表した。
MD関連施設を直接標的とする最新の短距離ミサイル「イスカンデル」のNATO隣接地域への配備や、MD網を突破する
戦略弾道ミサイルの導入などを進める意向を表明した。
演説は、米側との交渉に最後通告を突きつけるものだ。新戦略兵器削減条約(新START)締結に象徴される米露関係の
「リセット」は、強硬な対米姿勢を示してきたプーチン首相の大統領返り咲きをにらみ、冷却化が避けられない情勢となった。
大統領は米国とNATOがMD構築で「ロシアの懸念を考慮していない」と批判。対抗措置として〈1〉欧州側の飛び地カリー
ニングラードでの早期警戒システム導入〈2〉核戦力の防衛態勢強化〈3〉MDの情報管理システムを破壊する手段の開発―
などを挙げた。〈3〉は、ロシアが中国と並び力を入れる「サイバー攻撃」を意図しているとみられる。
さらに、大統領は米国との交渉が決裂した場合、NATO加盟国に隣接するロシア西部や南部にMDを無力化する攻撃兵器を配備
する考えを表明。その一環として、カリーニングラードにイスカンデルを配備するとした。
▽読売新聞(2011年11月24日01時06分)
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