11/11/22 20:59:46.06 0
政府の行政刷新会議による「提言型政策仕分け」の3日目の議論が行われ、医師不足を改善する方策に
関連し、「開業医と勤務医の収入を平準化すべき」との提言がまとめられた。
仕分け人・民主党の玉木議員は「同じお医者さんなのに、なんでそもそも診療方針が違うんですか」
と述べた。
また、民間仕分け人は「実態把握はちゃんとできているんですかということだと思うんですよ。診療報酬
改定にかかる実態調査にしても、サンプリング数があまりにも少ない」と述べた。
これに対し、説明人・厚労省の担当者は「今のご意見は今後、中医協で反映させていただきたい」と
述べた。
民間仕分け人から「なぜこんなにスピード感がないのかというところを先ほどから議論されているんだと
思うんです」との意見も出た。
議論では、救急外来や産婦人科の勤務医は負担が多いにもかかわらず、開業医に比べて給与が低く離職率
が高いため、医師不足につながっている問題が取り上げられた。
また、この中では外科や内科の開業医の年収が平均1,900万円であるのに対し、眼科が3,500万円であるなど、
診療科目ごとの収入格差や、医師の数が偏っている実態も指摘された。
22日の議論では結果として、「勤務医と開業医、診療科目間での報酬配分を大胆に見直す」との提言が
まとめられた。
また、後発医薬品の使用促進をめぐる議論も行われ、「先発品薬価は後発品薬価を目指して大幅に引き下げる
べき」とする提言や、「後発品リストの患者への提示義務付けを検討する」との提言もまとめられた。
一方、22日午後、仕分け会場を視察した野田首相は、提言の実現に向け、議論の内容を予算措置に反映させる
と強調した。
野田首相は「最大の拘束力は、国民の皆さんが見ているということ。これは最大の拘束力ではないでしょうか。
この国民の皆さんの前で議論したこと、出てきた方向性は、政府がしっかり受け止めて、特に予算編成に
しっかりと反映していくということはあらためて私は各閣僚には指示をしたいと思います」と述べた。
▽FNNニュース
URLリンク(www.fnn-news.com)