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北海道、中国・四国地方もセシウム汚染名古屋大学の安成哲三教授らは、北海道東部、中国、
四国地方の山間部などの土壌にセシウム137が沈着している可能性を発表した。
福島第一原発事故により飛散した放射性セシウムの濃度について、
全国の都道府県各1か所から実測値を入手。これをもとに
3月20日~4月19日までの1か月間に沈着した量を地図に表した。
チェルノブイリ原発事故では、半径700km圏内でホットスポットがいくつも発見された。
名古屋大の発表は驚くには当たらず、むしろまだセシウム汚染を低く見積もっている、とも言える。
米国の放射線学・モニタリング専門家のカルトフェン教授は全米公衆衛生協会に対して
米国西海岸で今後10年、20年後にはがんが増える、と報告した。
福島第一原発から飛来したセシウムはロッキー山脈によって西海岸一帯の土壌に沈着。
これが原因でがんの発症が増加するという。
カルトフェン教授はさらに、東京の車に取り付けられていたエアフィルターを調査。
大量のセシウムが発見された、と報告した。
同教授は「被害は明らかに東京まで広がっている」と語り、
計画避難区域の見直しをアドバイスしている。
同報告ではさらに、日本に住む米国人の子どもがはいていた靴の靴ひもから、
80ベクレルのセシウム汚染が検出された、と報じた。
セシウムは靴ひもをいじった子どもの手から消化管に入り、内部被曝を起こす。
同教授は10年後、20年後、がんなどの重篤な健康被害が起きる可能性を示唆した。
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