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放射性物質、海に半分以上 約10日で地球一周、気象研
東京電力福島第1原発事故で大気中に放出された放射性物質は太平洋を横断して約10日でほぼ地球を一周し、
その結果として半分以上が海洋に落下したとするシミュレーション結果を、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)などの
研究チームが16日までにまとめた。
放射性物質のうち、特に放射性セシウムは4月までに70~80%が海に落ち、陸地に降ったセシウムは3割程度と
推定されるという。
チームの田中泰宙・気象研主任研究官は「福島原発は日本の東の端にあり、3~4月は偏西風で運ばれるため陸地に
落ちる量は少なめで済んだ。しかし海洋はその分、汚染されたはずだ」としている。
(共同)
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