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公益財団法人 国家基本問題研究所
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野田氏は米陣営滑り込みセーフ
田久保忠衛 (国基研副理事長・杏林大学名誉教授)
目を充血させながら、戦後最大の決断をした(産経新聞)揚げ句に、「交渉参加に向けて関係国との
協議に入る」との表現を絞り出した上で、野田佳彦首相はハワイの会議に臨んだ。オバマ米大統領ら
各国首脳との会談、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)9カ国首脳会議、アジア太平洋経済協力
会議(APEC)首脳会合で、日本の苦渋に満ちた選択がどれだけの同情を呼んだか。
それよりハワイを舞台に浮上したのは、米中両国間の思惑の相違であろう。
米国が主導するTPPに招かれなかったと中国は公に不満を表明し、東南アジア諸国連合(ASEA
N)に日中韓3カ国を加えた13カ国の自由貿易協定(FTA)を重視する姿勢を示した。野田首相
は辛うじて米陣営に滑り込んだ。
13日朝のテレビ番組「日曜討論」でみんなの党代表が唯一人、「TPP交渉参加はむしろ遅きに失
した」と発言し、他の出席者はキョトンとしていたが、ハワイの常識では東京の少数意見が多数派だ。
11月15日付産経新聞朝刊「正論」