11/11/16 11:29:56.50 0
・東京都世田谷区で相次いで発見された“出所不明”のラジウム入りの瓶の撤去や処分に、
場合によっては数千万円もの費用がかかる恐れが出ている。しかも土地・建物の所有者が
全額を負担しなければならないというのだ。もし「わが家」で見つかったら…。
識者らは「国の補助などの救済策が必要だ」と訴えている。
世田谷区では、福島第1原発事故を受け、市民団体のメンバーらが線量計による
計測活動を展開。この結果、放射線量が高い場所が相次いで見つかった。
区などが調べた結果、先月14日には民家の床下から夜光塗料用とみられるラジウム入りの
瓶を発見。今月1日と15日にはスーパー駐車場などの地面から相次いで瓶を回収した。
いずれも地権者には心当たりがなく、瓶は社団法人「日本アイソトープ協会」が一時的に
預かっているという。
同協会によると、国内には最終処分場がないため、瓶は鉛製の容器やドラム缶に入れて
密閉、コンクリートで囲まれた施設で長期保管する必要がある。
問題になってくるのはその費用だ。保管料の規定はないが、同協会は「おそらく数百万円
程度にはなる」と推計。また、最終処分場ができ、埋め立て処分をする際には「比べものに
ならないぐらい高額な費用がかかる恐れがある」とし、最終費用が数千万円に及ぶ
可能性を示した。
しかもその費用は、「ごみの不法投棄と同じ扱いになる」(文部科学省)ため、瓶が見つかった
場所の地権者が全額負担しなければならない。
スーパーのように地中に埋もれている場合は掘り出しにかかる費用も高額だ。
埋没場所が建物の直下であれば床をはがし、放射性物質が土地全体に流れ出ていれば
土壌を入れ替える必要もあり、「一体いくらになるか想像ができない」と話す。
スーパーの土地を所有するJA全中は「数千万円になろうとも除去しないわけにいかない」
とするが、民家は高齢の女性が1人暮らしだった。
文科省によると、ラジウムは夜光塗料用などとして広く流通。昭和33年に放射線障害防止法が
施行されるまでは「無造作に投棄されるケースもあった」といい、いつどこで見つかっても
おかしくない状態だ。(抜粋)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)