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・NHK「あさイチ」で、セックスレスを正面から取り上げ、反響が大きい。有働由美子アナの
体当たりの取材や、膣トレーニングなどの具体的な話題は、朝の時間帯でもあり視聴者には
驚きが大きかったようだ。
世界最大の避妊具メーカーDUREX社が、性意識・性行動の国際比較調査をおこなっている。
それほど厳密ではないのだが、その結果は性について考えるうえである程度参考にできる。
最も新しい2007~08年の調査によると、調査の26カ国のうち日本は、年間のセックス回数が
最も少ない。セックス満足度は男女とも最下位である。ちなみに、アジア圏では一般にセックスの
回数は少ないのではと思われるかもしれないが、多少そういう傾向はあるが、日本の回数の
少なさはアジアの中でも珍しい。さらに、「セックスはウェルビーング(健康と幸せと満足)に
比例していますか」という問いに、「(とても)そう思う」と賛成する割合が日本は非常に低く、
30%である。賛成の割合が最も高いブラジルは91%、2位のギリシャは86%、26カ国中
23カ国で50%を超える中、日本は異質だ。
回数が少なかったりセックスレスだったり、セックスの満足度が低かったりしても、よく生きることとは
関係ないと考える人が多いため、あまり問題にもしないのが、日本の状況だとわかる。この調査を
見る限り、日本の状況は国際的には特異だ。
また、この現状は日本の過去と比べても違う。イザナギとイザナミが聖なる交わりをして国を
産んだ、という神話をもつ日本だ。明治の西洋化の前には、セックスは神聖なこととして貴ばれもし、
笑いの元にもされて盛んに楽しまれた。色好みの伝統もあり、夜這いの風習、お祭りや厄落としなど
さまざまな行事もあった。
かつての日本人の旺盛な生命力と、セックスへの熱意は大いに関係があると思うし、現代日本人の
生命力の萎縮と、セックスへの無関心も関係があると思う。まずは、「セックスはよく生きることとは
関係ない」という考えを変えてみてはどうだろうか。(明治大学文学部准教授 平山満紀)(抜粋)
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