11/11/28 01:33:41.05 Bn9YpvF6O
>>245
★あなた達には、この都構想の内側から漂う「匂い」が解らないのか?…都制度は戦火の残滓(ざんし:残りカス)
■東京“都”設置の目的は、官僚(大本営)支配のためだった
▽1868(明治元)年…江戸府 →数ヵ月後、東京府に(当時はトウ“ケイ”フと呼ばれていた)
「府」とは、中国の言葉で「政治を行う場所」。明治政府は、「国の重要地」を府とした。
▽翌年、「府」は最大で10ヵ所に。函館、越後、甲斐(甲府)、東京、神奈川、度会(わたらい:三重)、京都、奈良、大阪、長崎。
「国の重要な場所」…港がある函館・神奈川・長崎、金山がある越後・甲斐、伊勢神宮がある三重、そして京都・奈良・大阪・東京
▽1871年…廃藩置県で3府302県に
▽1888(明治22)年…東京市を設置。東京市(現在の8区に相当)、豊多摩郡、北豊島郡、荏原(えばら)郡、南足立郡、南葛飾郡、これらを合わせて現在の23区
▽1932(昭和7)年…政治の中心となり、東京府の人口の93%が東京市に住み、府税の96%は東京市から。権力が東京都<東京市に
▽1941(昭和16)年…太平洋戦争開戦
「帝都防衛」と『戦費捻出』のために、莫大な税収があり民間管理だった東京市を、『大本営の支配下に置く必要性に迫られた』
▽東京府…戦前からTOPは内務省の官僚=統治 ▽東京市…TOPは公選の民間市長=自治
▽戦中、1943(昭和18)年…東京府+東京市=東京都、誕生。
『TOPは、選挙を行なっていないから、「知事」ではなく官僚の「東京都“長官”」』。
事実上、東京“都”を国の管理下に置いた。『「市民をどうコントロールするか」という大本営の“統治(≠自治)”のために』。
▽戦後、1947(昭和22)年…都制度は廃止されず、現在の23区(特別区)設置
特別区ごとに議会設置。区議選はあるが区長選はなく、区長は区議会が選任。1975(昭和50)年にようやく区長公選制に。
特別区は、市町村と同じような課税権「市民サービスのための安定財源(三税…固定資産税・法人住民税・特別土地保有税)」を、都に奪われ持てない。
政令市の場合は、県にその課税権を奪われない。