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2009年、花王が発売した衣料用コンパクト液体洗剤「アタックNeo(ネオ)」は、洗剤市場を
一気に変えた。年間2000億円の衣料用洗剤市場で、それまで主流だった粉洗剤を液体洗剤が
逆転したのである。その主力となったのが、前年9月に発売された「アタックNeo(ネオ)」などの
コンパクト液体洗剤で、すでに市場では20%のシェアを占める。その中でNeoシリーズは7割を占めている。
開発に携わったファブリックケア事業グループ・水谷淳さんは「エコロジーとエコノミーを共存させた商品」
を、「原油価格の高騰により、買い控えとエコバックの流行など環境意識が高くなった09年に発売した」
ことがヒットの要因という。
「アタックNeo」は従来製品の40%の量で同等の洗浄能力を持つうえ泡切れがよく、通常2回の
すすぎが1回で済む。そのため、水や電気の使用量が減らせる。しかも、コンパクトな円筒ボトル
(400グラム入り)の製品は軽量で持ち運びが便利なため、流通段階でもエネルギー消費量が
少なくCO2の排出量減につながるという。
09年、花王は「花王 環境宣言 いっしょにeco」を発表、環境問題に配慮した商品を出していくこと
を宣言していた。それに向け、「環境価値があり、それでいて洗剤の基本的な価値である洗浄力が
落ちない新商品の開発が必要になった」(水谷さん)
そこで、「洗剤の使用量は少なく、すすぎの回数を減らして水や電気の使用量を減らす」という
発想にたどりついた。洗剤は水と混ぜずに原液そのままを使い、それでいて水に溶けやすく、
繊維に残りにくく、泡切れをよくするという矛盾した技術の開発に2年かかった。
次の課題は、環境価値というこれまでにないカテゴリーの洗剤を消費者に認知させることだった。
水谷さんは「まず、Neoに興味をもってもらうこと。そのうえで、環境価値を分かってもらうこと」にした。
使ってもらえば良さはわかるからだ。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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