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柴又の子どもたち、実は寅さんをよく知らない
子どもたちの「寅さん離れ」を食い止めようと、「葛飾柴又寅さん記念館」が、区内の小学校を無料で招待する取り組みに乗り出している。
映画「男はつらいよ」シリーズの舞台となった柴又に住んでいるのに、映画そのものを知らない子どもたちが増えているといい、同館は
「寅さんの温かさに触れ、人間性を育んでほしい」と期待している。
今月4日、同館の入り口で、天井近くの壁に飾られた寅さんのオブジェと、足元に落ちた雪駄を興味深そうに眺める子どもたちがいた。
「『せった』って何だろう」「右左どっちなのかな」訪れたのは、柴又帝釈天に近い区立北野小学校の3年生64人。2学期の総合的な
学習の時間で、先生が「地域の自慢をあげてみよう」と児童に尋ねたところ、帝釈天と並んで、「寅さん」があがった。
ただ、「寅さんってどんな人?」と先生が聞くと、駅前の銅像の存在や、主題歌は知っていても、どういう人かを知らない児童がほとんど。
このため、無料招待を利用して同館で調べることにしたという。児童らはまず、学校でシリーズ第1作を鑑賞して予習した後に同館を訪問。
映画に関するクイズに答えながら、映画作りの仕事を紹介したコーナーや、寅さんの少年時代を再現したジオラマなどを見学した。
引率した伝野昌彦教諭(48)は、「子どもたちが寅さんについて知る機会は意外に少ない。授業を通じて、映画や柴又に関心を持って
くれれば」と話す。同館は、寅さんを演じた渥美清さんが亡くなった翌年の1997年に開館。98年度は46万人が訪れたが、2010年度の
入館者は18万人に減少した。
年齢別にみると、65歳以上は、年3万~4万人と安定しているが、小中学生の入館者は減る一方。2010年度は過去最低の5299人で、
全体のわずか約3%だった。村上さんは、「人間関係が希薄になったと言われる今だからこそ、寅さん映画が描いた人と人との温かい
交流や、家族の絆を伝えたい」と話している。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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