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リオ警察、麻薬取引拠点のスラム街制圧を宣言 特殊部隊も投入
CNN.co.jp 11 月14日(月)12時12分配信
サンパウロ（CNN） ブラジル・リオデジャネイロの治安当局は13日、麻薬取引の中地として悪名高いスラム街のロシーニャを完全制圧したと発表した。
州当局によると、作戦はこの日夜明け前から始まり、警察と治安部隊の3000人および海軍特殊部隊の200人が出動。
軍の装甲車やヘリコプターも動員して午前2時半に道路を封鎖し、同4時ごろから部隊が展開してロシーニャと周辺のスラム街を制圧した。
リオデジャネイロは2014年のサッカー・ワールドカップ（W杯）開催に向けて犯罪撲滅と麻薬取引業者の摘発に力を入れており、
今回の作戦もその一環となる。同州のカブラル知事は記者団に「われわれは何十年も放置されてきた地域社会の救済を行っている」と力を込めた。
警官出身の議員は、同州内で流通する麻薬の80％はロシーニャから出回っていると指摘、これで当面、同州への麻薬供給は断たれるとの見方を示した。
警察は2008年に摘発を開始して以来、これまでに10数カ所のスラム街を制圧してきた。ロシーニャは人口約10万人。リオの住民の約5分の1は、
市内に 1000カ所あるスラム街に暮らす。その多くは、海岸沿いの高級住宅街を見下ろす険しい丘陵の斜面にある。
この日の作戦に先立ち警察は、ロシーニャの麻薬取引にかかわる大物とみられる容疑者が車のトランクに隠れているのを見つけ、逮捕していた。
13日の作戦では自動小銃などの武器も発見して押収したという。
URLﾘﾝｸ(headlines.yahoo.co.jp)