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資生堂№２の末川社長が引責退任 次期社長は女性を起用か
資生堂№２の末川久幸社長が2013年４月１日に退任し､前田新造会長が社長を兼務する人事を固めたと、３月11日付の日本経済新聞が伝えたが、
資生堂次期社長に女性を起用する可能性が浮上しているため次期社長人事は、６月に持ち越しになったようだ。
末川社長は、2011年４月に52歳の若さで社長に抜てきされたが、僅か２年での退任となる。
末川社長は、出遅れていたネットでの通信販売事業に参入するなど国内販売の強化入れに取り組んだものの回復せず、また尖閣問題で中国事業の失速なども業績の足を引っ張った。
13年１月末には鎌倉工場（神奈川県）の閉鎖など大型リストラ策を発表した。
なお、資生堂は同日、｢報道は当社が発表したものではない」と会見で発表しているが、元官僚の岩田喜美枝か資生堂女性執行役員を次期資生堂は女性社長を起用する可能性もあるという。
資生堂は、末川社長が、「マキアージュ」を杏、蛯原友里から武井咲に、「ツバキ」を、仲間由紀恵、竹内結子、観月ありさから水原希子に変更してこ入れした直後、売上が低迷。
シリコンシャンプーであるツバキがノンシリコンシャンプーに押され洗髪部門５位に低迷。
マキアージュは、安室奈美恵を再起用したコーセーに敗れ１２年ぶりに口紅部門２位に転落し、韓国擁護番組でフジテレビと共に批判された花王にも抜かれ化粧品総合でも業界２位に転落した。
末川社長により、水原希子や武井咲ら平成生まれのＣＭ起用で強化したが、武井、水原では資生堂のイメージには合わず、浸透しなかった。
また、ＤＨＣ、ファンケルなど新興化粧品会社の勢力に押され、１０代・２０代の若い女性のニーズに対応できなかったことも影響し、資生堂の売上が低迷したとされる。
資生堂は、仲間、観月、杏、蛯原がＣＭに出演しないと売れない状態が続くが、４人を中心に起用して、女性社長で資生堂復活を目指すことになる。
資生堂は、慶大閥の企業として知られ、資生堂創業者一族で福原義春名誉会長、前田新造会長も慶大閥である。
慶大閥の資生堂取締役連中が、二流大学である東京神学大学出身末川社長に厳しい意見が続出し、交代になった。