現代数学の系譜11 ガロア理論を読む7at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む7 - 暇つぶし2ch262:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
12/11/06 05:54:24.34
>>249
補足

”この理論の「形」とは、一言で言うと、巾零通常固有束付きの正標数の双曲曲線に対して展開するp 進Teichm¨uller 理論と、「パターン的に」類似的な理論を、一点抜き楕円曲線付きの数体に対して展開する 
という内容のものである。

因みに、ここに出てくる(数体上の)「一点抜き楕円曲線」の中に、その楕円曲線の上に展開されるHodge-Arakelov 理論が含まれている。
この理論のことを、「IU Teichm¨uller 理論」(=「IU Teich」)と呼ぶことにした。

IUTeich の方は、本質的にスキーム論の枠組の外(=「IU 的な枠組」)で定式化される
理論であるにも関わらず、調べれば調べるほどp 進Teichm¨uller 理論(=「pTeich」)
との構造的、「パターン的」類似性が、意外と細かいところまで及ぶものであること
に幾度となく感動を覚えたものである。”

”このエタール・テータ関数
は、IUTeich では、pTeich における標準的Frobenius 持ち上げに対応する対象を定
める予定である。このFrobenius 持ち上げの類似物を微分することによってABC 予
想の不等式が従うと期待している。このようにして不等式を出す議論は、 
「正標数の完全体のWitt 環上の固有で滑らかな種数g 曲線の上にFrobenius 持
ち上げが定義されていると仮定すると、その持ち上げを微分して微分層の次数
を計算することにより、不等式
g ? 1
が従う」
という古典的な議論のIU 版とも言える。”>>250

p 進Teichm¨uller 理論(=「pTeich」)と「IU Teichm¨uller 理論」(=「IU Teich」)と、これに下記小平-SpencerのTeichm¨uller 理論と
www.math.sci.hokudai.ac.jp/~nakamura/susemi9711.pdf
これが入れ子構造になっている?

小平-SpencerのTeichm¨uller 理論-「pTeich」-「IU Teich」の入れ子構造
で、小平-Spencerでの微分を「pTeich」で作って、それをもとに「IU Teich」での微分を作る
これより、ABC 予想の不等式が従う


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