現代数学の系譜11 ガロア理論を読む3at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む3 - 暇つぶし2ch439:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
12/04/26 21:41:26.46
>>433
>私見を述べればまあ:
>★★★『何故対称性が大事なのかというと、ソレは対象性が無い場合があるから』★★★
>であって、そういう考え方をする(こういう考え方自体がガロアを起源
>とするとすれば、ガロアの考え方は余りにも偉大過ぎる!)のであれば、
>今となっては物理学でも化学でも、或いは生物学でもそういう見方が出
>来るという指摘にも読めますけどね。
>
>まあ対象性を重要視するのは数学では根幹(のひとつ)ですから。

なるほど、一つの貴重な視点ですね
1.図形の対称性については、>>123あたりに書いたように、シンメトリー (英語: symmetry) ということばは、おそらく平面図形の対称性=(線対称と点対称)(古代ギリシャのころ)から始まったのだろうと
2.そして、対称式についての認識もガロア以前に、>>131-132 Viete、ジラール、ニュートン、ウェアリングやヴァンデルモンドなどが研究したと
3.で、ガロアは方程式の対称性(=拡大体の対称性でもある)を、群という代数構造にうつして、数学的に取り扱えるようにした
4.物理学でも化学でも、或いは生物学でも、対称性あるところ群論の応用ありと
5.「対称性を重要視するのは数学では根幹(のひとつ)」は完全同意。場合によれば、群で足りなければ、群もどき(=半群やモノイドなど)の代数構造を考える
それが、小生の個人的理解ですがね


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