12/03/25 11:46:54.43
>>213
補足
ここで言いたかったのは、Python sfというソフト
これからは、ソフトを使わないと世界では通用しないだろうと。早く自分が使う良いソフトを手に入れて使いこなすこと。さらに、Python sfなどの自分で作る世界も経験した方が良いだろうと
>>218
>ただ、抽象から具体例、具体例から抽象化の、行ったり来たりも必要だと思うんだ
佐藤幹雄がソリトン理論を作るときに電卓を使って膨大な数値計算をしたらしい
そもそも、ソリトン理論の発展と数値計算は不可分
URLリンク(gandalf.math.kyushu-u.ac.jp)
ソリトン ~ 不思議な波が運んできた,古くて新しい数学の物語~ 九州大学大学院数理学研究院梶原健司
1.4 大ブレーク!
Miura3 は手計算でKdV 方程式(2) の保存量を13 個求め4,最終的に保存量が無限個(!) あることを示しました.
広田はこの方法を駆使して,各個撃破的にたくさんのソリトン方程式の解を求めたり,また新しいソリトン方程式を
構成して見せたり,ソリトン方程式の解の変換理論を作ったりして,爆発的に研究を進めていきます.どうやら,広田
自身には「双線形形式こそがソリトン方程式の本質だ」という,極めて先駆的な確信があったようです.
そして1981 年,広田の確信がソリトン方程式の根本を突いていることに気が付いたのは,同じく独創的な数学者と
して名を知られていた佐藤幹夫でした.
3 ソリトンが運んできた数学
佐藤理論は多くの研究者が追い求めていた「からくり」を一挙に明らかにしました.1981 年に佐藤理論が発表さ
れた後は,研究者たちは別の研究に移り,ちょうど大騒ぎした祭りの後のような状況だったということです.文献[7]
の冒頭の対談では,ちょうどその頃大学院生だった方が「気がつくと周りには誰もいない感じがしたものです」と発言
されています.しかし,文献[7] は1997 年に出版されており,タイトルも「ひろがる可積分系の世界」(可積分系とは
ソリトン方程式のような意味で解ける方程式を言います) です.実は,「ソリトン的からくり」はさまざまな新しい数
学を内包していたのですね.