12/03/21 23:17:25.76
>>161
アルティン>>83の例 >>131で定理46の系の下に記されている
「有理数を係数にもち、既約でしかも3つの実根をもつ5次方程式をつくることは容易である。そのような方程式はべき根で解くことはできない。例えばx^5-10-2=0」
について考える
3つの実根a,b,cと二つの虚根d,eを持つを持つとする
定理46は、「素数次の既約方程式の群Gが可解のとき、その分解体はその方程式の相異なる任意の2根を添加するだけで得られる」と
だが、ガロア論文>>4の第VIII節の定理は
「素数次の既約方程式が累乗根で解けるためには、[この方程式の]根の任意の2つがわかれば、他[の根]はそれから有理的に導かれることが必要十分である」と
このガロア原論文の表現でよければ、分解体という用語を使わない方が、1の原始根を使わなくて簡単で良い
ガロア原論文の表現でよければ、「実根を二つ選べば、虚根は有理的に導かれない」ともいえる