12/02/11 09:28:59.93
>>191-192 補足
現代風のガロア理論=集合論による体論に基づき、”数体を基礎体(普通Q=有理数体)から代数的数を添加した有限次元ベクトル空間への拡大と群の対応”と整理するのは、分かりやすい
しかし、それでガロアの原論文を読もうとすると、>>1にあるように
「現在の整理された数学書の書き方に慣れているためか、ガロアの論文を少し眺めてみて、弱気になってしま」うということになる
その要因を分析すれば
1.一つは、置換の記法がガロア記法になっていること>>28-32、>>49、>>53、>>55、>>58-60、>>63、>>77
2.それから、上で述べた「体論の代わりに上記ガロア方程式の因子分解を考えた」ということ
3.さらに、ガロア分解式と置換群のガロア記法との対応>>29
上記の3点セットが、「ガロアが現代の体論と群論をベースとした理論の代わりに、頭に浮かべていたことではないだろうか」>>104
そういう目で見れば、ガロアの原論文からガロアが見ていた原風景が見えてくる