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【からだの相談室】花王 ロリエ
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Ｑ．彼は自分が包茎ということにコンプレックスを持っているらしく、
つき合って半年もたつのにまだセックスをしていません。
手術も考えているそうですが、私はそんなことでからだに傷をつけてほしくありません。
彼女として、彼にどうしてあげるべきでしょうか？（ゆき 23歳 会社員）
Ａ． ゆきさん、彼氏のことをよく質問してくださいました。
今、日本には、性に関しての嘘の情報が満ちあふれています。
そして、そんなまちがった情報から、コンプレックスを持つ人がとても多いのです。
男性はペニスの大きさや包茎に、女性は小陰唇の大きさや色、形に。
女性にとって素敵なセックスができるかどうかというのは、ペニスの大きさなんかではないのに、
大きくないと女性が喜ばないという嘘に苦しむ人。
女性の小陰唇だって、ホルモンによってあたりまえの発育をするだけなのに、
大きいだの、着色しているだのと、知識の少ない男性に無責任なことを言われたりして悩む人。
そして、男性のもう1つの大きな悩み、包茎の嘘を信じてしまって、
宣伝にのせられ受けなくてもいい手術を受け、その後遺症に悩む人もとても多いのです。
ぜひ、みなさんに読んでいただきたい本があります。
私の友人で、とても尊敬する泌尿器科のドクター、石川英二先生が書いた
「切ってはいけません！ 日本人が知らない包茎の真実」（新潮社）という本です。
これを読むと包茎であってもあたりまえだし、セックスに障害があるわけでもないし、
下手な手術を受けて後遺症に悩むより、自然のままでいいのではないかということがよくわかります。
まず、この本を彼にも読んでもらってください。
それでも手術を受けようとするのであれば、まず泌尿器科に行って診てもらってください。
そして、そのドクターがもし「手術を受けたほうがいい」と言われたなら、どこで受けたらいいのか、
そのドクターに相談してください。
「くれぐれも早まらないように」と、彼に言ってあげてくださいね。