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日本は負けるべくして負けた。 2010/12/10
By 伍長
形式:単行本
日本がアメリカに負けた理由はたくさんあるでしょう。
その第一は国力、すなわち、物量や技術力の差。これは常識になっています。この本はそれを裏付ける資料、数値をほぼ的確に示しています。
そして、それに基づいて日本海軍信奉者で語られている、たらればが実際に起こったら本当に勝てたか検証しています。
まずはミッドウエー開戦の山口少将の進言がうけ入られて、艦爆機を陸上爆弾で出撃したらどうなったか?結果は護衛機が皆無なので撃墜される可能性が高く、戦果は疑問である。
次にレイテ湾に栗田艦隊が突入すれば大勝利できたか?おそらく米艦隊の返り討ちにあって全滅していただろう等です。
また、ゼロ戦、大和もある能力では世界一であったが、総合力では決して米軍に秀でてなかったということも検証されています。
そして、一番の収穫はガダルカナル戦の兵力の逐次投入は輸送船の数が足りなかったというのも大きな理由と知ったことです。これでは戦う前に負けています。やはり、国力から考え日本はアメリカにはどうしても勝てなかったのが事実です。
なんか、ハワイを取って、米国まで空爆できていれば、
ひょっとしたら勝てたかもしれないという俗説は聞くけど、
ありえないみたいですね。そもそも戦力差は歴然としてますからね。