13/09/10 04:25:25.11 fvkpajfv0
>>379
第一の点ですが、甲状腺癌は分化型と未分化型に分かれます。分化型が9割以上です(未分化型は
極めて悪質で、ほとんど死にますが、非常に稀です)。
分化型には、乳頭がん、濾胞がん、髄様癌があります。そのうち8~9割が乳頭がんです。
被曝によって生まれる甲状腺癌のほぼ100%がこれです(遺伝は3~4%程度)。
乳頭がんと濾胞がんの比率は、我が国の小児集団では、乳頭がん8割、濾胞がん2割で、
大人より濾胞がん比が高いとされています。
URLリンク(jspk.umin.jp)(杏林大学病理学教室)
>>7q11遺伝子検査によるret/PTC3の割合は、 被曝由来と思われる癌の中において4割程度、とありますが
>>充実性7割、というのとは、これは数値が違いますよね。
現在のチェルノブイリ地域の甲状腺癌のRET/PTC3の比率はこんぐらいだと思う。
今のベラルーシは充実性タイプから典型タイプ(RET/PTC1)に病理形態が以降している(ケンブリッジ大学D・ウィリアムズ教授)。
初期のちびちゃんたちの甲状腺癌ではRET/PTC3は6~7割の頻度で見られている。
ソースはたくさんあるが、代表例として一つ
URLリンク(path.upmc.edu)
>>延世大での死亡例は甲状腺癌との因果はハッキリしているのでしょうか?
>>179で示している。甲状腺癌の再発では死んでいないが、肺転移再発などで大規模な手術や放射線治療を
重ねた結果死んでいると思われる。白血病の死者は、ヨウ素照射治療の結果だと思われる(しかし、論文では明言していない)。
再発すると20年以内に3~5割で死ぬというのはプエルトリコ大学の総説にも記述があるが、
他の臨床例で確認してみないと、何ともいえない。
一般に死亡率は追跡期間が短ければ低くなる。小児甲状腺癌の死亡率も20年生存率で統一すれば、
言われているよりも高くなる可能性は否定できない。