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ちなみに、被曝由来の小児甲状腺癌と、自然に生まれる甲状腺癌で、
どれだけ充実タイプ割合やRET/PTC3割合の違いがあるのかを以下にまとめます。
ソースは、ベラルーシとアメリカの小児甲状腺癌を分子疫学的ツールで解析した
以下の論文。年齢による歪みが出ないように、両集団ともに5-18才の症例が集められている
(ベラルーシ38人、アメリカ・シンシナティ23人)
Yuri E. Nikiforov et al., (1997), “Distinct Pattern of ret Oncogene Rearrangements in Morphological Variants of Radiation-Induced and
Sporadic Thyroid Papillary Carcinomas in Children,” in Cancer Research, vol. 57, on line at
URLリンク(path.upmc.edu)
ベラルーシの充実性タイプ割合=37%
アメリカの充実性タイプ割合=4%
ベラルーシの典型乳頭がん割合=18%
アメリカの典型乳頭がん割合=70%
ベラルーシのRET/PTC3割合=58%
アメリカのRET/PTC3割合=18%
ベラルーシのRET/PTC1割合=16%
アメリカのRET/PTC1割合=47%
データーはTable.2およびTable. 3にすべて記載されている。
ベラルーシでは充実タイプが多くRET/PTC3再配列が多くみられている(アメリカはその逆)。