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>>あと、ピサ大学医学部の研究だと、ベラルーシの小児甲状腺癌の再発率はイタリアよりも
>>はるかに高い(ベラルーシ再発率64% vs. イタリア再発率3%)。
放射能被曝による小児甲状腺癌の再発率が高いのは、やはり癌遺伝子に関係しているようです。
ピサ大学の研究者は以下のように言っています。
(訳)
手術後の追跡調査によれば、死亡率は0%であり、再発率は33.5%であった(ベラルーシの放射能起因の癌では64%、イタリアの被曝なしの癌では3%である)。
この結果は、電離イオン化放射線による誘因癌と放射線による誘因を受けていない癌のあいだの異なった生物学的相違を裏付けたものと言える。
第一集団(ベラルーシ)では、疾患の診断時年齢がはるかに低年齢であり、またより進行したステージで診断を受けている。また、再発率も高く、頸部リンパ節転移および
遠隔転移を伴っていることが確認された。多くの患者において疾病の再発が見られるものの、全体的な生存割合は両集団において良好である。放射能起因の甲状腺癌に罹患した
ベラルーシの子供の70%において、PTC(甲状腺乳頭癌)に特化し、この病理タイプにしか見ることのできない原型がん遺伝子RETの変異が観察された。大人の患者では、
いかなる地域においても、これほど高い割合のRET再配列は発見されていない。すなわち、RET活性化は小児乳頭がんに典型的であるか、むしろより一層放射能誘因の乳頭がんに
特殊に結びついた因子として推測することが出来る。遺伝形質転換を行ったネズミに対する実験では、RET/PTC3は、所属リンパ節転移や遠隔転移(肺転移)の高い傾向性を伴う
進行度の激しい形態と結びついていた。
URLリンク(spinelli.med.unipi.it)