13/08/10 20:50:43.49 Y+4jGN1+0
福島DIONさんに
① 腫瘍寸法と死亡率との相関性(小児データーが欲しいのですが、大人のでもいいです) (>>88)
のデーター収集をお願いしましたが、自己解決しました(②のデーターについては、DIONさん、お願いしますね)。
①については、以下の図が端的に示しています。
やはり、腫瘍寸法が大きくなるほど、生存率は低下するという明白なトレンドが見て取れます。
URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov)
さらに、腫瘍寸法をCHA(Cox Hazards Analysis)によって分類し、それを「ハザード比率」(hazard ratio)と相関させた図
が以下になります。
URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov)
HR(ハザード比率)は1.0を超えると、再発率および死亡率が増大することを示しています。
1cm以下の甲状腺癌の場合、全摘出も葉切除もHRに有意な影響を与えていません(全摘出=HR1.00、葉切除1.01)
しかし、1cm-2cmになるとHRに有意な影響を与えています(全摘出=HR1.00、葉切除=HR1.24)。
つまり、>>108の結論のとおり、1cm以上の甲状腺癌では、甲状腺温存法は患者さんの生命予後にはよくない
という結果が示されています。
ベラルーシ並みに「年2回のエコー検査」を行い、早期発見、早期治療