13/04/21 16:31:15.18 WiZ+DnW70
>>612
正直、答えるのは難しい質問だ。
少なくとも、放射線管理区域と同等であったり、それ以上に被曝する地域に住むのは良くないだろう。
放射線管理区域の考え方は、長年の科学的知見に基づいて設定されたもので、
原発事故で都合が悪くなったからと言って、それを急にひっくり返したり、無視するのはおかしい。
と、ここまでは簡単。
問題は、それ以下の地域をどう考えるか?これが非常に難しい。
①汚染エリアが、福島第1原発を中心としたきれいな等高線状になっておらず、
墨汁の墨を撒き散らしたように、ところどころスポット状に高い地域がある。
②放射線感受性について、受精卵・胎児 > 乳児 > 幼児 > 子供 > 成人
のように、年代ごとに違う。また、ガンやアル中になりやすい家系の人がいるように、感受性に個人差がある。
③ここまでは安全だが、ここから先は危険性が急に増えるという閾値がなく、
山の裾野のようになっていて、どこを区切りにするべきか分らない。
③について、とにかく何かの閾値を設定したとして、②をまじめに考えると、
大人だけが住める地域があって、その内側に、子供まで住める地域があり、
さらに内側に、乳児まで住める地域があり、さらにその内側に、
大人がセックスをして子供を作れる地域がある。それが、①によって、ものすごく複雑な形になる。
また、仕事の都合で1年だけ住むというのと、終の棲家として70年住むのとでは、70倍の開きが出る。
こんなもの、誰も線が引けない。
なので、僕の私見だけども『地域管理』というのは現実的には不可能で、
個人個人に対する『生涯管理』(1生涯の被曝量を、□mSv以下にする等)しか、
やりようがないのではないかと思う。
そうすると、個々の子供に対して、特段健康被害が出なかったとしても、
成人するまでに、生涯の目標被曝量のほとんどを食わせるというのを、
その後の人生の選択可能性を狭めるという観点から、
ある種の虐待として、抑止することもできるかと思う。