13/03/17 06:19:22.23 extkP5t20
>>490
そのリンク先の主張は間違っている。
検査で陽性になった割合 K %
検査で陰性になった割合 100-K %
偽陽性 1-α(実際は陰性なのに、間違って陽性とされた)
偽陰性 1-β(実際は陽性なのに、間違って陰性とされた)
検査で陽性で、実際に病気あり K * α ・・・ ①
検査で陽性で、実際に病気なし K*(1-α) ・・・ ②
検査で陰性で、実際に病気なし (100-K)*β ・・・ ③
検査で陰性で、実際に病気あり (100-K)*(1-β) ・・・④
実際に病気あり ・・・ ① + ④
実際に病気なし ・・・ ② + ③ であるが、
(URLリンク(d.hatena.ne.jp))では、
陽性 α × 実際に病気あり(①+④) + (β-1) ×実際に病気なし(②+③) = 検査で陽性になった割合(K) ・・・(ア)
陰性 (1-α) × 実際に病気あり(①+④) + β ×実際に病気なし(②+③) = 検査で陰性になった割合(100-K) ・・・(イ)
という風に、偽陽性/偽陰性を『実際の病気のあるなしの誤判定率』と勘違いしている。
そうではなく、偽陽性/偽陰性のもともとの定義は『テストや検査の結果の中に誤りのある率』。混同しやすいが違うもの(事後確率)。
例えば、K=50、α=0.7、β=0.9の場合、
① = 35
② = 15
③ = 45
④ = 5
実際に病気あり ① + ④ = 40
実際に病気なし ② + ③ = 60 となるが、これを(URLリンク(d.hatena.ne.jp))の計算(ア)、(イ)に当てはめると、
(ア)⇒ α × 40 + (β-1)× 60 = 28 + 6 = 34 ≠ 40
(イ)⇒ (1-α)×40 + β × 60 = 12 + 54 = 66 ≠ 60
となり(URLリンク(d.hatena.ne.jp))の計算は成り立たない。事後確率というのはなかなか飲み込みにくいが、
例えばモンティ・ホール問題(wiki)が参考になる。結論として、新疆ウイグル(千葉)さんの理解が正しい。