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■福島の子、甲状腺検査の短縮検討 規制委「地域や年齢で」
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＞福島県の子ども約３６万人対象の甲状腺がん検査について、原子力規制委員会の検討チームは１９日、被曝線量が低いと推計されるか、線量が低いとみられる地域の子どもは、検査を途中で打ち切ることも検討すべきだとする総括案を出した。
総括案は近く規制委員会に報告され、同委員会は提言を出す予定だ。
検討チームの一員、木田光一・同県医師会副会長は「甲状腺被曝の実態も低線量被曝の健康影響も不明だ。全員を生涯検査し、安心につなげるという枠組みを崩すことはおかしい」と批判。
甲状腺検査などを実施する山下俊一・同県立医大副学長は「健康を生涯にわたり見守る方針に変化はない」と話す。