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山下俊一は、被曝由来の甲状腺癌に遺伝子異常があることを認識している。
しかし、福島の小児甲状腺癌についてはこの点を語ろうとしない。
「チェルノブイリ原発事故後の健康問題」
平成12年2月29日長崎大学山下俊一
3.小児甲状腺がんの遺伝子異常
正常甲状腺には発現しないret/PTC遺伝子再配列産物が、チェルノブイリ周辺の小児甲状腺乳頭がん組織に高頻度に証明されている。
特にタイプ3のret/PTC3が高頻度に見出され、放射線障害との関係で研究が進んでいる。これら受容体型チロシンキナーゼ遺伝子類の再配列異常に関しては、
他にもNGF受容体やAxl受容体などの遺伝子異常が注目されている。しかし、rasやp53などの遺伝子異常の報告はない。
CHERNOBYL BEYOND 20 YEARS AND THYROID CANCER
Shunichi Yamashita
URLリンク(www.hotthyroidology.com)
上記の論文では、山下は被曝由来の小児甲状腺癌についてDNAレベルでの特定メーカーが存在し、
「分子レベルでの疫学調査の必要性」(necessity of molecular epidemiology investigations)すら主張している。
low doses induce mainly numerous DNA double strand breaks, deletions, point mutations and/or chromosomal instability.
It is therefore reasonable to postulate that radiation induced papillary thyroid cancer could have specific molecular markers.
訳
低線量の被ばくは主にDNAの二重螺旋の破壊、抹消、局所変異、染色体の不安定性などをもたらす。
したがって、放射線によって誘発された乳頭ガンが特定の分子メーカーを有すると仮定することには合理性が存在する。