ふくいち症候群・傾向と対策【ストレス】28at LIFELINE
ふくいち症候群・傾向と対策【ストレス】28 - 暇つぶし2ch965:地震雷火事名無し(西日本)
13/02/13 18:31:10.50 ZSDezdiA0
02. 2013年2月13日 16:23:27 : WVLs72ibQI
福島県民健康管理調査の小児甲状腺がんの罹患率は,過去に知られた罹患率と
有意な差があるか?
・もともと小児の甲状腺がんは,100万人当たり1~3人しか発生しない。
 つまり罹患率は,0.0001~0.0003%である。
URLリンク(www.jacr.or.jp)

・福島県民健康管理調査で,福島県在住の18歳以下38000人を調べたら,
 3人が甲状腺がんと診断され,さらに7人がその疑いとされた。
 罹患率は,診断確定者で0.00789%,疑いまで含めると0.0263%である。

・この調査の甲状腺がんの罹患率は,診断確定者で,
 過去に知られた罹患率の26.3倍~78.9倍である。

福島の罹患率が,過去に知られている罹患率の最大値0.0003%(陽性率や母比率と呼ばれる)と比べて,
高いかどうかは,母比率の検定が適用できる。たとえば,
URLリンク(aoki2.si.gunma-u.ac.jp)

n=38000,r=3,p=3/38000,母比率π_0として,帰無仮説を
H_0:π_0=0.000003とした検定を考える。

正規分布で近似する検定方法は使えず,二項検定と等価のF検定が採用される。
p>π_0より,検定統計量F_0は,
F_0=2r(1-π_0)/(2(n-r+1)*π_0)=6*0.999997/(75996*0.000003)=26.32
これが,F(75996,6)にしたがうから,
「福島県の小児甲状腺がんの罹患率は,過去に知られた母比率と同一」という帰無仮説は,
有意水準1%で棄却できる。F(75996,6)の上側1%点は,6.88だからである。

なお,p-valueは,0.000227だから,棄却できる有意水準は,0.0227%以上である。
したがって,この帰無仮説は,かなり低い有意水準まで棄却することができる。

結論:福島県民健康管理調査の甲状腺がん罹患率は,過去の知見による罹患率と有意に異なる。
ただし,その理由はわからない。


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