13/02/01 23:34:13.54 xGRpEq540
ちなみに青森のあたりでは想像し難いかもしれないので
とある黒潮系の漁港の水揚げの情景を説明する。
早朝、日の出前。三隻の船で出航。
定置網に近づくとエンジンの音に驚いて
二三匹、三四匹と水面ぎりぎりをトビウオが飛んでゆく。
飛ぶやつは100mくらいは軽く飛ぶ。
ブイをたぐりよせ、網をひっかける。
定置網をタグってゆくたびに、バラララ、
バララララっと何十匹のトビウオが流れるように逃げ惑う。
運良く空中を飛び網から逃れるやつもいる。
いよいよ網をすぼめて、二隻の船で間を挟み
丸い網を入れると、そのたびに、どわぁぁっと山のように取れる。どわぁぁあぁ、と一斉に飛沫をあげる。
巨大なシイラも何匹も何匹もとれる。
イサキやアジも取れるがトビウオのシーズンとなると
まるで東北のサンマのように、団子になってとれる。
港につくとデカいバケツに何杯も何杯もうなるほど
とれる。これ全部トビウオ。
寒い海でどんだけ取れるかしらないが、
漁獲高の割合でいえば依然として1%にも満たないだろう。