12/07/09 13:12:25.91 +DxZVa+/0
>>867
菅谷昭『チェルノブイリ診療記』
肥田 舜太郎『広島の消えた日―被爆軍医の証言』
肥田医師は内部被曝の本を沢山出してるし、イベントの動画も
山程あるからそれを一緒に見るとか。
自分が面白かったのはこの2冊。
特に菅谷のチェルノブイリへチームかなんかで2年後に行ってるんだけど
「恥ずかしながらチェルノブイリ事故に興味がなく情報を知らなかった」という告白は
今の多忙なサラリーマンに共通するものがあると思う。
今後日本でも菅谷のような「後で気付く」サラリーマンが増えていくと思う。
また肥田の、軍医での微妙な立場とか面白い。
多分肥田は出兵したくないから医者になったんだと思う。
そういう事への周囲からのイヤミが所々婉曲に書かれている。
(なにせその時代は天皇万歳!お国のために死ねって時代だから)
肥田のそういった「生への執着」が彼を長生きさせ、多くの人を救い、
今、原発事故の被害から多くの人間を救おうとしている。
「生への執着」は間違っていないと確信出来る1冊。