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正社員はもっと簡単にクビを切れるようにすべき
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現在、日本社会に影を落とし、閉塞感を高め、人々の多くが変化に前向きになれないのは、さまざまな格差問題が発生し、そこかしこに不平等感が募っているからだろう。
その格差問題のなかで最も深刻なのは、正社員と非正社員の処遇格差であろう。同じ仕事をしているにも関わらず、片方にしか昇給昇進の道は開かれていない。
彼らは好きこのんで非正社員を選んだのではない。とりわけ、1990年代半ばから10年ほどの間に社会に出た若者とって就職氷河期が続いた。
それは明らかに政府のマクロ経済政策の失敗で、彼らの責任ではない。
といって、再挑戦の場などないに等しく、社員になるのはひどく難しい。
こうした状況を放置すれば、ワーキングプアたちの生活の荒廃から社会の劣化が進むだろう。
では、どうすればいいか。現在雇用している正社員を抱えたままで、非正社員の正社員化を進められるほど体力のある企業はまれである。
経営者に非正社員の社員化の実行を促す仕組み、つまり正社員と非正社員を入れ替えることができる仕組みが必要だろう。要は、正社員を整理解雇できるようにするのである。
虐げられた人びと、ワーキングプアたちを救えという声は多く聞こえるが、正社員の雇用に手をつけるという視点は、世の中のどこにもない。
それは、メデイアを含めて影響力のある人びとの多くが正社員という既得権者であるからだ。
今日本に最も必要な改革は、実は最も困難な改革でもある。自分自身が抵抗勢力であることを見つめ、まず、議論を起こしたい。