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福島第一原発2号機、温度計故障の可能性高まる
東京電力福島第一原子力発電所2号機で13日午前10時、上昇傾向を示していた圧力容器底部の温度が91・2度に達した。
2号機の温度は12日午後2時20分、約82度に達し、東電が保安規定で温度管理の上限として定める80度を超えた。
東電は同3時30分、原子炉に注入する冷却水を毎時約3トン増やし、計17・4トンに変更した。
圧力容器や格納容器内に設置されたほかの温度計が示すデータは、全体的に低下傾向を示している。
問題の温度計は同日昼頃から、75度~90度超の間を激しく上下するようになった。
こうしたことから、東電は、温度計が故障した可能性が高いとの見方を強めており、当面17トン以上の注水を維持しながら監視を続ける。
2号機は先月、工業用内視鏡を入れた際、天井から多量の水滴が落下し、湿度が高いことが判明している。
(2012年2月13日11時02分 読売新聞)
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