12/01/24 21:20:25.54 Pf1TNC610
>>90
まぁありえない想定ではあるんだけどよく言われてるシナリオを書いてみる
単純に強度低下で「倒壊して誰も命を懸けない場合」(ここがありえないポイント)に何が起きるかというと
1・今ある燃料棒とプールや建屋自体を形作ってる建材が混ざりながら「地下」と「地表」というべき1階に不均一に積み上がる
これは最近になって危険廚になった方にもイメージできるね
2・「地下」に落ちた燃料は一応は「常に湧き出してる地下水」と「人が注いだ水」に浸かるんだが
瓦礫に埋まってる状態なので溢れるほど水をじゃかじゃか上から流し込んでも
あんまりかき混ぜて冷やせないから燃料の残骸周辺は「地獄風呂」みたいになる
イメージとしては石焼に使った石を川に落とし込んだらえんえんとバシュバシュ音立ててぶくぶくにすらなってくれない…みたいな?
ちなみにコレが最も北半球を汚染しそうかな…バシュバシュ音立てて燃料の表面を細かく砕いた水蒸気が燃料内部の特濃ガスを取り込んだあと
高度1万超えの高度まで立ち上る雲を作るので(到達高度は蒸発する水量と上空周辺の温湿度と風速に左右されそう)
3・「地表」に落ちた燃料は最悪は上から水をかけてもかからない燃料の残骸が出てくる恐れもあるけど
「即死しない程度」に遠くから根気強く水をかけ続ければ2の状態にはなるかな
問題は「即死しない程度」が全く予想がつかないということ
倒壊すれば積み上がって山となるわけだけど燃料は残骸は山の中腹とか山頂付近の火口の中みたいな感じで積み上がる恰好となる
今のままなら水の中には沈められないし、かわりに周りにあるのは厚さを期待しにくい瓦礫の層となる
1000sv?1000sv/h?どっちだったっけ?無遮蔽燃料棒の線量って…まぁそれが10sv/hくらい?にさがる距離が運命の分岐点
それが水を掛けられない距離なら露天状態でメルトダウン始めるので燃料が周囲の瓦礫と溶け合い表面が固まるまで
どこまで上がるか解らない燃料の温度が許す全ての成分を周囲の大気に「そのまま」まき散らし続けることになる
ただし水蒸気とともに立ち上るわけではないので重めのモノを中心に「すぐ周囲に落ちてしまう」
すると周辺の固定空間線量が恐ろしい角度で上がり続けるので「即死しない程度」の範囲がさらに広がり続けることになる
この範囲が「隣」にまで波及するならさらに重ねてリピートし続ける
この「隣」を福一までとするか福二、六ヶ所、北半球とするかは各個々人の状況分析悲観度合による
4・「地表」の燃料の残骸に誰も近づけなくなったとしても
周囲を融かし混ざりながら掘り進み最終的には「地下」に落ちるので自然が水の中に沈めてくれ2の状態に落ち着く
5・後はあのゆる~い崩壊熱低下グラフと地震のたびに起こる臨界での巻き戻し分の時間が経ち
バシュバシュとかぶくぶくをしなくなったら大気放出量は今より少なくなるかな
とまぁこんな感じだから逆説的に「倒壊して誰も命を懸けない場合」はありえないと思ってる