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あくまで溶融核燃料が格納容器内に留まっていると仮定して
①格納容器の破損箇所を探し出し、溶接ロボットで破損個所を水棺に耐え
られるだけの修理を施す。
②試験的に格納容器内に注水をし水漏れが出ないか確認する。万一、水漏れ
がある場合、再度、溶接補修する。
※格納容器全体を水棺にする為、数千トンの水圧と万一の地震に耐えられ
るだけの強度が要求される
③冠水状態を確認後、冷却の為の内部循環冷却システムを新たに構築する。
※既存の循環冷却配管は相当ダメージを受けているので緊急用に仮設
循環冷却システムを設置する。
④上部ハッチを開き、遠隔操作により圧力容器内に残っている溶融核燃料
の取り出し作業に取り掛かる。(取出しに障害となるシュラウドの残骸
等を撤去)
⑤圧力容器に穴を開け、格納容器に落ちた燃料を取り出す為には圧力容器
自体が障害となる為、溶断ロボットを圧力容器内に入れ、内側から溶断
し、輪切り状態にしてクレーンで炉外に撤去する。
※水中で150mm厚程度のステンレス鋼を溶断するので相当高性能な酸素
アーク水中溶断ロボット又は1GW級のレーザー発振機が必要となる。
⑥格納容器の底に落ちた溶融燃料の取り出し作業に取り掛かる。
※溶融燃料が大きな塊(象の足状態)であれば外部は冷えていても内部は
相当な発熱を保っているので特殊なカッターで10Cm角以下に細かく分断し
5年~10年かけて十分崩壊熱を取り払い回収しなければいけない。
この作業を1~3号機に施せば核燃料の取り出しは成功する。後は廃炉作業に
取り掛かればよい。