12/02/02 00:32:58.29 rjLycLjt0
原発に対する宗教界の見解 藤山みどり(宗教情報センター研究員)
URLリンク(www.circam.jp)
キリスト教界では反核声明と並んで反原発声明を既に出していた団体が多く、今回の事故
を受けての動きも早かった。プロテスタントの教団や日本聖公会が加盟する日本キリスト教
協議会(NCC)は震災1カ月後の2011年4月11日に、原発全廃の即時決定を求める声明を
出した。日本カトリック司教団は、原発の即時停止を求めるメッセージを11月8日に発表。
2008年11月に既に「原発震災」に警鐘を鳴らしていた日本バプテスト連盟も11月11日に原発
の即時停止を求める声明を発表した。
では、日本の仏教界はどうか。伝統仏教教団はキリスト教界と異なり、各国の核実験に
抗議文を提出し、臨界事故に抗議や要望を表明していても、「反核」「反原発」を単独で主張
する声明はほとんどない。これまでも、関西電力・大飯原発に近接する福井県小浜市で約
40年間も活動を続けている中嶌哲演・明通寺(真言宗御室派)住職が世話人を務める「原子
力行政を問い直す宗教者の会」など一部の宗教者が反原発運動を行っているが、教団と
しての動きは今回の事故後も鈍いようだ。