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計画と違う…原発敷地内は医師不在だった
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福島第1原発の敷地内で作業していた60代男性が体調不良を訴えて死亡した問題で、
東京電力は14日、作業員らが宿泊する敷地内の免震重要棟の医務室には当時、
医師が不在だったことを明らかにした。
東電は作業環境の改善策の一つとして敷地内に医師を配置する計画を4日に表明していた。
だが東電は、14日の時点では「常勤の医師はおらず、勤務できる日に駐在をお願いしていた」と説明している。
男性は同日午前6時ごろから敷地内の施設で機材の運搬作業を始め、50分後に体調不良となった。
医務室に搬送された時点で既に意識や呼吸がなかったという。その後車で30分ほどかかる敷地外の拠点に
運ばれて医師の診察を受けたが、同9時33分にいわき市内の病院で死亡が確認された。
. [ 2011年5月14日 17:42 ]