11/05/18 11:20:53.25 GNPeW02i0
>>374 つづき
約2ヶ月後の7月17日(8月22日)、甲斐国の報告
『駿河国の富士山が大噴火した。峰を焼き砕き、草木は焦がれ死ぬ。
土や石くれが流れて、八代郡の本栖湖と剗の海を共に埋めた。
湖水は熱湯になり、魚や亀の類は全滅してしまった。
民家は湖と共に埋まり、残った家にも人影は無く、そのような例は
数え上げることもできない。ふたつの湖の東には河口湖という湖があり、
火はこの方角にも向かっている。
湖が焼け埋まる前に大地震があり、雷と豪雨があり、雲や霧が立ち込めて
暗闇に包まれ、山と野の区別もつかなくなった。
しかる後に、このような災厄が訪れたのだ』