14/03/13 21:27:22.16
>>142続き2
●ウソの研究発表を防ぐ法的な枠組みは必要?
「論文の発表にあたっては、研究成果の真偽を確かめるための『査読』というプロセスがありますが、
費用や時間との関係で、査読のみで研究成果の真偽を確定することは困難です。
つまり、研究成果の真偽は、他の研究者や研究機関が、論文発表後に行う検証に委ねざるを得ない
という実情があります」
それで、ねつ造を防ぐことは可能なのだろうか。
「仮の話ですが、他の研究者や研究機関の検証により、研究成果がねつ造されたものであることが
判明した場合、発表を行った研究者は信用を失い、研究を継続することが事実上困難になります」
つまり、研究者たちが互いに検証しあう仕組みが、抑止力ともなっているわけだが、そこに加えて
法規制をする必要はないのだろうか。
「研究成果のねつ造の問題は、他者に損害を与えた、あるいは不正に補助金等を受け取ったという
場合を除いて、法律によって規制するのではなく、他の研究者や研究機関の検証に委ねることでよい
と思います。これにより自由で積極的な研究活動が保障されるのではないでしょうか。
今回のSTAP細胞についても、仮に研究者や研究機関による検証によって論文の問題が判明したと
すれば、そういった仕組みが有効に機能していることを示すものといえるのではないでしょうか」
このように冨宅弁護士は述べていた。3月14日に、理化学研究所がどのような中間報告を発表する
のか。その内容が注目される。