14/02/18 11:13:30.16
>>3 若山氏はおぼちゃんにノウハウを詳しくならってようやく
何とか成功したが、山梨に移籍後はうまくいってない。一応、うまくいっている研究者は
他にもいるが、今のところ成功率はとても低い。 そこでVacantiは
詳細のノウハウを公表するようにおぼちゃんに伝えたということ。 でも
少ない回数であっても成功したのは事実のようだ。ただ、その細胞の由来は
どういう段階まで分化した細胞から得たSTAP細胞なのかはやや不明だ。
以下、自分もマウスで実験をやったがマウスはstrainによってだいぶ違うし
strainが同じでも個体間でこのような結果が異なることはある
また、細胞分化の仕事は、厳密な細胞分化段階を決定してからその細胞を用いる
というのがムズかしいので、つねに曖昧さが残る。
今回の仕事は非常にうまく行ったチャンピオンデータという
問題である可能性はあるが、私自身はSTAP細胞は幻想ではなく(言葉の問題だが)
従来の理解よりも多能性を獲得しやすい細胞が生後の器官に
含まれていることはあると思う。昔から発生生物をやっていた人は
「まあそういうこともあるかな でも、定性的でなく
今後は定量的な評価が大事となる。」 と思うのではないか。
今後、再現性がどうなるか、汎用されるかどうかは疑問。また、
論文の書き方が誠実でない。 キメラマウスTCR genotypeを公表していないため
いい面だけを見せよう とした印象が強まったので、
図の件も合わせて今後の論文訂正に真摯さが感じられない場合は、
やはり苦しい。再現が難しいとなれば、全体としてやはり
研究者としての評価は下がるだろう。TCRの件でも「こういうことは
まだ上手くいっていない」というように限界についても説明していくことで
信用は高まるだろう。
だから、「擁護派」が擁護しようとすることによって逆に著者の印象を
悪くしている可能性がある。
著者自身が成功率も含めていろいろをオープンにするべきだ。
論文で、良く見せすぎないことは基本だからね。
良く見せすぎなければ、理研ならびに著者の評価は高まっていくだろう。