12/10/22 17:08:19.07
刑事政策論文に付いて分かったことをご報告します。
森口さんはこの論文に関してはたぶん白、
この論文を書いたのは彼自身だろうと思います。
「平成の刑事政策に何を望むか」で国会図書館を検索すると三件hitします。
89年10月の雑誌「罪と罰」掲載のもの、90年02月「犯罪と非行」掲載のもの、
90年10月「罪と罰」掲載のものの3件で、森口さんのものは最後です。
「罪と罰」掲載論文に付いてですがこれは賞付きの論文で
論題「平成の刑事政策に何を望むか」が指定されています。
89年「罪と罰」掲載のものは情報化や国家間協力などに関して書かれたもの、
90年「犯罪と非行」掲載のものは、江戸川区BBS会(非行少年の
兄姉的な立場になって非行防止運動を行うボランティア団体)での
筆者の経験に関して書かれたものとなっています。
90年「罪と罰」掲載の該当論文は、高齢化と絡めて刑事政策を述べたもので
前二者とは内容が異なるものとなっています。章立てを述べると
高齢化社会における刑事政策
1 高齢化社会とは 2 高齢化社会の現状 3 高齢受刑者の特質
4 高齢受刑者の処遇について 5 高齢者の被害者化とその対策
6 高齢化社会における政治政策
ADLやQOLという言葉がよく出て来る論文で、法律家向けのためこれらの言葉の
意味が括弧書きで書いてあったりします。医療系の人間でなければ書けない
ユニークな刑事政策論文になっているのではないかと思います。