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国語授業で 「殺される前に殺せ」 山梨-甲府小学校
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教材に「殺される前に殺せ」 甲府の小学校、点字文章を翻訳させる
甲府市の小学校で高学年担任の40代男性教諭が、国語の授業で児童に「殺される前に殺せ」などという点字の文章を翻訳させていたことが、
26日分かった。市教委と学校によると、教諭は児童の興味を引くため、点字の文章をスパイ同士が暗号で連絡を取り合う設定にしたという。
保護者からの指摘を受けて事実を確認した学校は「教材内容が不適切だった」として、児童と保護者に謝罪した。
県内では、韮崎市の小学校教諭が道徳の授業で「脅迫文」を作らせていたことが発覚したばかり。
市教委と学校によると、教諭は逃げ回るスパイが暗号を解読するゲームに見立て、
「命を狙われている」「早く逃げろ」「殺される前に殺せ」というプリントを作成。9月上旬の国語の授業で、受け持つクラスの児童30人に翻訳させた。
学校が10月下旬、教諭に事実関係を確認したところ、教諭は「興味を引くためだったが軽率だった。反省している」と話したという。
教諭と校長は30人の児童全員の家庭を訪問、謝罪した。
ある保護者は「例文に『殺せ』という言葉を入れるなど、国語の授業内容としては不適切。点字を活用している目の不自由な人たちに失礼だ」と話している。
校長は、教諭について「落ち着きのない児童の集中が増し、すぐに怒る児童が冷静になれるようになるなど、指導力のある先生」と説明。
保護者や児童からの信頼も厚く、児童に謝罪した際、子どもたちからは「先生、心配しなくても大丈夫だよ」などの意見があったという。
市教委は「子どもに関心を持ってもらうための試みは大切だが、学校は命を大事にすることも教える。今回の教材は不適切」との見解を示す。
今月開かれた校長会で、「授業で取り上げる教材に不適切なものがあった。十分気を付けてほしい」などと注意を促した。
学校現場では、教諭の問題指導が相次ぎ発覚している。韮崎市の小学校教諭は、道徳の授業で児童に「担任の身柄を確保した。
返してほしければ8千円持ってこい。遅れると命はない」などという「脅迫文」を作らせた。
この教諭は授業を楽しくすることを目的に考えたと説明していた。
山梨日日新聞