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EV実験に熱視線 プレート通過 走行充電 福岡の企業が開発
2011年2月25日 00:10 カテゴリー:社会 経済 九州 > 福岡
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
電力供給プレート上を走る電動三輪車に熱い視線を注ぐ参加者=24日、北九州市八幡東区
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福岡県苅田町の電力制御装置製造「ヘッズ」(本田啓一社長、従業員30人)は24日、北九州市八幡東区東田で、
同社が特許を取得した非接触充電装置を使った1人乗り電動三輪車の公開走行を行った。遠くは関東から自動
車業界関係者100人以上が集まり、車が路上の電力供給プレートを通過して充電する様子を興味深そうに見学
した。
装置は、路上に設置した電力供給プレート(縦2メートル、横18センチ、厚さ2.5センチ)内の給電コイルに電流を
流して磁界を発生させ、電気自動車(EV)がプレートを通過すると、内部の受電コイルが共振して電流が発生、
バッテリーに蓄電する仕組み。
三輪車は、プレート3枚を通過すれば、時速4キロで約80秒間走行できる。常にプレート上を走るなら公道上の適
正速度が得られることが実験で分かっている。だが、プレート敷設のインフラ整備や、電池とプレートの耐久性に
課題があり、実用化には行政やメーカーの協力が不可欠という。
公開走行は、北九州市の外郭団体「北九州産業学術推進機構」による産学交流セミナーの一環で実施された。
ヘッズの社員が三輪車を運転し、3枚つなげた給電プレートの上を時速2~6キロで走行。車体後部には電流計
が取り付けられ、参加者は、車がプレートを通過するたびに電流計の針をのぞき込んでいた。
=2011/02/25付 西日本新聞朝刊=