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デフラグツールの偽ソフトが登場、HDDエラーと脅しクレジットカード番号を要求 2011/01/20
トレンドマイクロは2011年1月20日、無償のデフラグソフトを装ったマルウエア「SystemDefragmenter」が流
通していることを確認したと明らかにした(写真1)。偽ウイルス対策ソフトの亜種ともいえる攻撃で、トレンド
マイクロでは「ウイルス対策ソフトを最新の状態にするほか、システム診断ツールを装う新手のマルウエア
の存在を知っておくべき」と警告している。
SystemDefragmenterは「ランサムウェア」(身代金要求型不正プログラム)と呼ばれるタイプのマルウエア
である。利用者がソフトを実行してしまうと、再起動やハードディスクの異常を示すメッセージを執拗に表示
(写真2)。修復機能の追加購入サイトへ誘導し、クレジットカード番号や個人情報を盗み出そうとする(写真3)。
なお、ソフトを実行するとデフラグしているような画面が出るが、実際にはデフラグは行っていない(写真4)。
現時点では、「ウイルス解析チームが、Webサイトからソフトをダウンロードできる状態にあることを確認した」
(トレンドマイクロ)という段階。実際にどのような形でソフトが流通しているか、感染例があるかどうかは判明
していないという。
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)